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第25章 半分っこ…



「ばあちゃん…。」

「おばあちゃん…、あけましておめでとうございます。」


涼ちゃんと2人でおばあちゃんに挨拶をする。


「2人とも、よう来たね。涼二は怪我はもう大丈夫なのか?」

「平気だ。縫わずに済んだから…。それよりもばあちゃん…、行きたいところってどこだ?」


おばあちゃんは前もって涼ちゃんに行きたいところがあるって言っていたらしい。


「水神様のところだよ。」


おばあちゃんが笑う。


「そんな、つまんない所に行くよりもアウトレットに行こうよ。福袋が今日から販売だって…。」

「アウトレットなら私も行く。」


沙月さんと卯月さんは相変わらず。


「アウトレットには行かない。ばあちゃんの行きたい所にしか今日は行かない予定だ。」


涼ちゃんが初めて沙月さんや卯月さんにはっきりと言い返す。


「もうチャンピオンになったんだからケチケチしないでよね?ばあちゃんも一緒にアウトレットに行けばいいだけでしょ?」


沙月さんの攻撃が止む事はない。


「沙月達は放っておいて構わない。」


おばあちゃんがそう言うからおばあちゃんを連れて涼ちゃんと3人で出掛けた。

目的地は漁港の先にある岬…。

その岬に漁師の人が大漁や漁の安全祈願をする為の水神様を祀る小さな神社がある。

そこまでの道中でおばあちゃんと色々と話をする。


「時代が昔と違うからね。最近は漁師が減って普通の会社勤めの人が増えたから…、弥生はともかく、沙月や卯月は学校で魚臭いとか言われたりしたんだよ。」


そのせいで沙月さん達は涼ちゃんと涼ちゃんのお父さんを恨んでいるとおばあちゃんが言う。


「ばあちゃん…、父さんがばあちゃんがあの家に居るのが辛いなら、こっちで一緒に暮らさないかって言ってたよ。」


涼ちゃんが叔父さんや叔母さんの前では話せない話をおばあちゃんにする。


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