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第4章 緊張する…



ロードとはランニング…。

ただのランニングじゃない。

自分のペースで走りながら自転車でついて来る篠原さんの掛け声でいきなりダッシュをしたり、シャドウボクシングをしたりしながら約1時間を走り続ける練習方法の1つ。

スタミナを体内に作り出す為のトレーニング。

国崎さんが涼ちゃんを追いかけようとする。


「悪いがもう練習を始めるから関係者以外はジムから出て行ってくれ!」


会長さんが声を張り上げた。

私は関係者外だ。

ジム生でもなく、涼ちゃんの身内でもない。

今までジムに何度も来てて、初めてそんな言葉を会長さんから言われるとか思ってなかった。

ジムの入り口へと向かおうとすると霧島さんが私にタオルを渡して来る。


「理梨ちゃんは俺のセコンドをしてくれる?」


まさかの言葉だった。


「悪いが国崎さん、アンタが関係者外だ。霧島の練習を見せる訳に行かないし、アンタが居たら霧島も涼二も練習が出来ないからさっさと出て行ってくれ。」


会長さんは冷たい言葉を国崎さんに浴びせるとリングへと上がる。

霧島さんもグローブを付けてリングに上がる。

国崎さんだけが戸惑った顔をする。

私は霧島さんのタオルを預かった以上はリングのコーナーへと向かった。


「練習が出来ないからさっさと出て行ってくれと言ったはずだ。従って貰えないならVERTEXに苦情を出す事になるぞ。」


会長さんが脅すように国崎さんに言う。

国崎さんが私を睨みつけながらジムから出て行った。

後は黙って会長さんがミットを構えて霧島さんがミット打ちの練習を始める。

私は3分のタイマーをセットする。

3分立てばブザーがなり1分のインターバル(休憩)でまたブザーが鳴る。


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