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第4章 緊張する…



その後の静香さんはクスクスと笑って、いつもの穏やかな静香さんだった。


「理梨ちゃんって本当に愛されてるよね?」


そう言われてドキリとする。

愛してるって言われた事がないから…。


「静香さんの方が絶対に愛されてますよ。羨ましいくらいです。」


静香さんの心配をして食事を持ってホテルまで来てくれた霧島さんの優しさが羨ましい。

照れたように笑う静香さんがとても綺麗だった。

翌朝は私も静香さんも落ち着いてホテルで朝食を食べる事が出来た。

少し寝坊気味にしてゆっくりとした朝食。

試合会場に入れるのはお昼の12時から。

静香さんの体調を考えるとウロウロしても疲れるだけだからとチェックアウト時間ギリギリまで部屋に居てからブランチになる朝食を食べる事にした。

静香さんはゆったりとした夏物のロングのワンピースにカーディガンを羽織っている。

試合が始まるとエアコンの効いた会場内が熱気で一気に暑くなったりするから調整が効く服装にしている。

私は涼ちゃんが買ってくれたエプロンスカート…。

背が低い私はロングのスカートが似合わない。

しかも、あまり派手じゃない可愛い系が涼ちゃんの好みだから私の服装はいつも静香さんに比べて幼い感じがする。

朝食を済ませると今回の試合会場であるアリーナへと向かう。

今日の試合は一部がテレビ放送される。

その為にアリーナの前にはもう入場待ちの列が出来ている。


「チケットをお持ちの方はこちらへ並んで下さい。」


会場案内のスタッフさんの指示に従って列に並ぶ。

家族でもあまり特別扱いがある訳じゃない。

チケットなどはそれなりにいい席が貰えるけれど入場は一般客と変わらない。

会長さんは裏方のパスを家族用に出せると言うけれど静香さんは断った。


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