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VERTEX
第5章 部外者…



霧島さんは何度もマウントを取り、攻撃のチャンスがあったのに攻撃をしなかった。

ただ相手から逃げ回るような戦い方をした霧島さんに会長さんが怒っていると篠原さんが言う。

やらなければ、こっちがやられる。

迷ったり出来ない世界だから会長さんの怒りは理解が出来る。

篠原さんと3人で裏方の別室へと移動する。

祝賀会…。

というほど大袈裟なものじゃないけれども、VERTEXの主催者やスポンサーさんに挨拶などをする集まりだから、今日の選手達とジム関係者、テレビ関係者が集まっている。


「今夜はお疲れ様でした。」


主催者からの挨拶があり、拍手をして今日が無事に終わった事を実感する。

涼ちゃんは会長さんに連れられてスポンサーさんなどに挨拶に回っている。

霧島さんは篠原さんと挨拶に回っているから私と静香さんは壁際でそれが終わるのを待つだけだ。

要するに打ち上げだから、1時間もすれば終わる。

勇気君が居ないかと辺りを見渡してみた。

道案内のお礼を言ってない。

会場を見渡すと嫌な人と目があった。

国崎さんが私を見ている。

その国崎さんが近くに居たテレビスタッフの人に話掛けている。

すぐにテレビスタッフの人が私の方へと歩いて来る。


「君、もしかして…、未成年?」


そう聞かれて『しまった…。』と思う。

条例で未成年の場合は、この打ち上げに単独では参加が出来ない。

保護者が居ればいいけど、私の保護者は家に居る。

会長さんや静香さんは私の保護者には当たらない。

勇気君の姿がないのはその為だと思う。

こればかりはジムパスがあってもどうにもならないと思う。


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