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第6章 見ないで…



朝食を済ませるとホテルを出た。


「スカイツリーに行ってから昼飯食って、後は渋谷のマルキューでも行くか?」

「また買い物?」

「夏休みになるから理梨の服が必要だろ?」

「そんなに要らないよ。」

「なら下着でも買うか?」

「涼ちゃんのえっち!」


夕べの事を思い出すと顔が熱くなる。

パンティ…、もしかして可愛くなかったのかな?

ドキドキとする。

涼ちゃんが私の手を握る。


「好きな子が全部、俺好みってしてくれたら嬉しくなるじゃん。」


涼ちゃんが笑う。

この無邪気な笑顔に逆らえない。


「涼ちゃんの好きにすればいいよ。」


俯いて答える。


「理梨には俺しか見て欲しくないんだ。」


運転をしながら私の手にキスをする。


「ちゃんと前見て運転してよ。」

「してる。」

「今日は変装しなくて大丈夫なの?」


今日の涼ちゃんはダボダボのTシャツにカーゴパンツ。

サングラスをしててストリートダンサーみたいになっている。


「うーん…、デートの邪魔はされたくはないけど…、俺は俺のままで理梨と居たいからなぁ…。」


困った顔を涼ちゃんがする。

変装をしてコソコソと付き合うのは嫌だと言う。

だけど涼ちゃんとして付き合って行くなら騒ぎになる覚悟が私に必要になる。


「理梨には嫌な思いはさせないようにする。」


そんな約束をしてくれる。

私に約束をした時は必ずそれを守ろうとする律儀な涼ちゃんだから嬉しくなる。


「無理はしなくていいからね。」

「理梨を失くすくらいなら俺は無理をしてでも理梨を守るよ。」


いつから、そんなカッコいい男になったの?

幸せ過ぎると怖いよ…。

ずっと顔が熱くてずっと胸がドキドキとしていた。


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