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炎の薔薇
第5章 セックスの虜
セックスが終わると、和也に腕枕されながら、裸のままでベッドでまったりとした時間を過ごした。
「すっかり嵌ってしもうたな。
茜とのセックスが気持ち良すぎるからや」
「奥さんとはしてないんでしょ?」
「せんね。
もうせんでも良うなった。
俺には茜が居るやん」
「フェラそんなに良かった?」
「めちゃ良かったよ。
今までそんな事してくれる人も居(お)らんかったし。
あんな気持ちええもんなんやね」
「奥さんはしてくれなかったの?」
「せえへんよ。
茜にして貰うまでは、そういうのが当たり前やと思った。
でも知ったら知ったで、こんな気持ち良いもんあるんやなーって」
どんなセックスしてきたの?
あなたがご奉仕するだけのありきたりなセックス?
「良かったね。新たな発見があって」
「そやな。時々、茜と結婚していたらなーなんて想像するんよ」
「どんな?」
「ずっと愛し合って退屈せーへん人生やったんやないかってな」
「同じ事考えるのね。
私が和也と結婚していたら幸せだったんだろうなって」
「幸せだったんやろうね」
いい奥さんになったよ
多分ね
不倫なんてバカな事、しなくて済んだでしょうね
もう、バカになっちゃってる
救いようないくらいに……