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炎の薔薇
第13章 炎の薔薇
世の中にはいろんな恋の形や愛し方がある。
目の前の相手を愛しいという気持ちが、セックスという形で強く結びつけるものではないか?
生きているといろいろ学ぶ。
その学びに貪欲になるからこそ、試練があるのかもしれない。
不倫から学ぶ事もある。
曇った瞳でする恋に幸せは舞い降りてこない。
自分らしく恋の終わりを認められるのは、その時、その瞬間に本気の恋をしたからた。
時が経つと、共に過ごした過去よりも、未来に心を向けて、それ以上の恋も欲しくなる。
私は不倫をしていた過去に蓋をして、強かに生きる女になっていた。
女は恋に潤いを求める生物。
いや、魔物なのかもしれない?
心に咲いた薔薇が私に語りかける。
「どうぞ、この棘ごとワタシを愛してくださいな」と
END