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姫巫女さまの夜伽噺
第6章 志摩の過去
「…ったく、これだから駄々っ子は…。
愛蘭、大丈夫か?」
「志摩…」
伊良は顔をあげて
志摩を見つめた。
聞きたいことはたくさんあった。
しかし、それよりも体の疼きを止めたかった。
「わかってる、愛蘭。今、楽にしてやる…」
志摩はそうっと彼女を褥に寝かせると
甘く深い口づけで溶かした。
すんなりと挿入された志摩の欲望に
これでもかというくらい伊良は絡み付く。
そのごつごつとした襞の締め付けに
志摩は苦しくなってさらに口づけを深くしながら
ゆっくりと抜き差しして
彼女の奥深くをコツコツと押し上げるようにした。
「あっ…志摩…!」
「逝けよ。俺のも受け止めろ」
「うん。志摩…あっ…逝っちゃ…」
最後は言葉にならず
お互いの舌が絡まりあった状態で二人は同時に果てた。
太陽の光がさんさんと降り注ぐ中
事を終えた二人は抱き合うようにしてそのまま深い眠りについた。