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姫巫女さまの夜伽噺
第7章 癇癪鼠
「んっ…!ん!」
苦しくて播磨の腿を叩くと
一瞬は離れるのだが
またすぐに喉に入れられる。
敏感な耳をこねくり回され
伊良の体はそれでも
志摩から受けた刺激を思い出して火照り始めた。
「良いね、伊良。じゃあ、これを入れよう」
咥えさせられたまま
伊良はお尻を突きだすような体勢にさせられる。
見れば、播磨の手には猫のしっぽが握られていた。
播磨が嬉しそうにその尻尾を見せびらかす。
鈴が仕込まれているのか
動かすとその尻尾から
チリチリとかわいらしい鈴の音が聞こえた。
伊良はどことなく嫌な予感がした。
播磨はその尻尾を見せびらかした後に
それを伊良のお尻へと持って行く。
(え、まさか入れるの…!?)
尻込みする伊良のお尻をぱしんと叩く。
「逃げるな。今夜、君は僕のものだ。
僕は君に、どんなことをしたって構わない。
だって、僕はこの宿に大枚をはたいたんだからね。
だから、君には僕の願いをかなえてもらうよ。
もう何千年も前の話なのに
未だに僕のことを恨んで追いかけてくる、あの憎い猫…。
あいつを叩きのめしたいっていう、僕の思いをね!」
もう一度伊良のお尻を叩くと
播磨はその尻尾を伊良のお尻にずぐずぐと差し込んでいった。
尻尾の先はごつごつとした何かでできているのか
差し込めるようになっているようで
伊良の中へとどんどん入っていく。
「ん、んんッ…いやあ!」
伊良の声は
またもやねじ込まれた彼のそそり立つ其れに塞がれた。