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姫巫女さまの夜伽噺
第7章 癇癪鼠
「うーん…人間の耳だと
どうも猫じゃないようだよなぁ…。
僕、注文しておいたんだけど…」
播磨がたっぷり口づけした後にそうつぶやくと
伊良の首元がムズムズとし始めて
何かが耳に入った。
「なるほど…良いね」
伊良は耳がムズムズしたかと思うと
急に音の聞こえ方が変わった。
(え、なにこれ!)
自分の耳の感覚ではない。
すると、播磨の手が伊良の頭上近くに伸びて
それに触った。
「きゃっ…!」
伊良はそこに、自分の耳があることに気付いた。
そして、それが今までの耳とは違うものだということも。
「猫の耳の感覚はどう?
触られるの気持ちいい?
それとも感じる?」
播磨がにんまりと笑い
伊良の猫の耳をつんつんと触る。
それが何ともむずがゆくて、伊良は耳をピクピクと動かした。
それが面白いのか
播磨は楽しそうに伊良の耳で遊ぶ。
「可愛い反応だね。じゃあ、そのまま、僕のを味わって」
出された陰茎はすでに隆起している。
嫌がろうとしたが
首輪を引っ張られてそのまま口に入れられた。
(やだ…志摩…)
半べそになると、それがまた更に播磨を欲情させた。
喉奥に突きつけるように其れを動かし
頭を押さえてはぐいぐいと奥へと擦り付けた。