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第8章 老舗蛞蝓

絶妙な吸い付き感に
伊良の吐息が思わず甘くなる。
それを喜ぶように蝓凪はさらにその触手を振動させた。


ぬたぬたという表現が似合うような
なんとも言えない動きに
伊良はだんだんと身体中の感度が上がってくる。


「っ…ぁ…」


たまらず喘いでしまい、慌てて口元を隠すと
蝓凪はにんまりと笑いながら
「隠さなくても良い。女子達は、こうされるとみな喜ぶ」
と嬉しそうにも見える独特な表情で微笑んだ。


そのうちに全身を愛撫される。
触手に似たいくつもの腕は
だんだんと伊良の全身を包み込み
くまなくいろいろなところを刺激する。


気持ちがいいところも同時に吸われる感覚が襲い
くすぐったいのに気持ちが良い。


あまりの気持ちよさに、伊良の体はピクピクと反応し始め
蝓凪はその様子を見ると、伊良の両足をつかんで開いた。