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姫巫女さまの夜伽噺
第10章 人間の世界
挿入して、朽葉は目をまん丸くする。


「こりゃあ、良い。 良いぞ、伊良…。
人間とはこういうものか…極上だな…。
やべぇ、入れただけで逝っちまいそうだ…。


ぐちょぐちょで熱いうえに
お前の愛液が襞に絡みついてたまんねぇ…。
それにこの圧迫感…。
こりゃあ、良いものを手に入れたぞ…」


朽葉の言葉は独白に近く
伊良は朦朧とする意識の中で朽葉に蹂躙される。


一度引き抜こうとして
そして伊良の締め付けに耐えきれずに
もう一度奥まで押し込めると
ドクンと脈打って伊良の中に白い液体を放出した。


朽葉の精液は、とめどなく伊良の中へと流れ込み
中から引き抜いてもなお
白い液体がどうどうと放出される。


朽葉は陰茎を伊良の鼻先へと持って行き
顔にめいいっぱい欲望の液を引っ掛けると
残りは口に入れてのどの奥へと流し込んだ。


「最高だよ、伊良…。
俺みてぇな、こんなよわっちい妖が、姫巫女を貪ることなんてできないと思ってたが…。
まさか、丸薬で妖力を増長させて宿に忍び込み
まんまとお前まで連れ出してこれるとはな。


おまけに、こうして犯すこともできる…。
お前の中は極上だな。
蝓凪のじいさんが、毒液撒き散らすほど回復したというのは
あながち間違っちゃいねぇよ。


ほら、もっと美味しそうに飲めよ。
そのうちに欲しくて懇願するようになるぞ。
バテるなよ、まだまだ、夜は長い…。
壊れるまで犯し尽くしてやる」
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