パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第12章 夜伽噺の終わりに

「っあ…志摩…お願い…」


「なんだよ、ちゃんと言えよ」


「っあ…ダメ……あっ…」


志摩の指先は伊良の蕾を優しく撫で回す。
もう一本の指が伊良の中に入ってきた。


「あっ…だめ…志摩…」


「駄目ならやめるぞ？」


「うぅ…いや、やめちゃ…お願いっ…もっと」


「もっと、何だよ？」


焦らしながら、志摩の二本の欲望は
すでに先っぽを薔薇色に欲情させて奮い立っていた。


「もっと…お願い…志摩を感じさせて…私の中で」


「良く言えた」


志摩は伊良の向きを変えて
対面できつく抱き合うと
死ぬほど甘美な口づけを交わした。


そこには迷いもためらいも何もない。
後悔も懺悔もない。
純粋な気持ちと、愛情があった。


「入れるぞ」


「うん。お願い…忘れさせて…」


「当たり前だろ。 俺しか考えられなくなる」


志摩の言葉の通り
志摩の欲望が伊良の中をゆっくりとつき刺す。


「ああああっ！」


その長年待ち望んだかのような
懐かしいとさえ思うほどの感触に
半分も挿入されていないのに
伊良は限界を迎えた。


「おい、まだ半分も入ってないぞ」


脈打つ彼女の中は愛しい。
伊良は志摩に抱きつくと自ら唇を押し付けた。
そのいじらしさに
志摩はたまらず陰茎をねじ込んだ。


こつん、と伊良の中心に志摩が届く。
伊良はその振動にたまらず中をきつく締め上げ
貪るように志摩と口づけを交わした。