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姫巫女さまの夜伽噺
第2章 目覚めし巫女
愛蘭には一体何が起こったのか
理解できなかった。
気がつけば唇を塞がれ
その柔らかさに頭の芯がぼうっとなる。
そうと分かっているのか
志摩が熱くとろける何かを
愛蘭の口の中に入れた。
自身の舌を絡めとられた時に
それが志摩の舌であると気づいた。
「んっ…!」
咄嗟に志摩の体を引き剥がそうと
手で彼の体を突っぱねるが
「いいのか? 乳房が丸見えだ」
と口の中でそう呟かれて
突っぱねた手を戻して胸をまた隠す。
それを面白がってか
志摩はよりいっそう
深く口づけしてくる。
「んっ…ふっ…」
息の仕方も分からず
しかし、突如として訪れた甘い刺激は
愛蘭を痺れさせた。
「お前…いやらしいな」
一度唇を離してそう満足そうに志摩が笑い
もう一度愛蘭の呼吸を奪う。
「あ! 志摩様! ずるいです!」
その幼い声に志摩が軽く舌打ちしながら
愛蘭から唇を外した。
(…助かった…けど、何、今の…)
経験したことの無い甘い疼きと心地良さ。
でもまるでそれは罠のようで
深入りすると戻れなくなる事が薄々愛蘭にはわかった。
「僕たちも看病したのですから
ぜひご褒美下さい!」
童子たちがきいきいと声を張り上げたが
志摩は一蹴する。
愛蘭との事を邪魔されて
うっとおしそうに
「くそ、目ざといやつらだ」と呟く。
「わーかってるよ。お前ら二人は後でな。
まずは穂高からだ。
じゃなきゃ俺だって手を出せない」
騒ぐなよ、近江おうみ、美濃。
志摩は若干煩わしそうにしながら
二人をあしらって脱衣所に愛蘭を運んだ。
理解できなかった。
気がつけば唇を塞がれ
その柔らかさに頭の芯がぼうっとなる。
そうと分かっているのか
志摩が熱くとろける何かを
愛蘭の口の中に入れた。
自身の舌を絡めとられた時に
それが志摩の舌であると気づいた。
「んっ…!」
咄嗟に志摩の体を引き剥がそうと
手で彼の体を突っぱねるが
「いいのか? 乳房が丸見えだ」
と口の中でそう呟かれて
突っぱねた手を戻して胸をまた隠す。
それを面白がってか
志摩はよりいっそう
深く口づけしてくる。
「んっ…ふっ…」
息の仕方も分からず
しかし、突如として訪れた甘い刺激は
愛蘭を痺れさせた。
「お前…いやらしいな」
一度唇を離してそう満足そうに志摩が笑い
もう一度愛蘭の呼吸を奪う。
「あ! 志摩様! ずるいです!」
その幼い声に志摩が軽く舌打ちしながら
愛蘭から唇を外した。
(…助かった…けど、何、今の…)
経験したことの無い甘い疼きと心地良さ。
でもまるでそれは罠のようで
深入りすると戻れなくなる事が薄々愛蘭にはわかった。
「僕たちも看病したのですから
ぜひご褒美下さい!」
童子たちがきいきいと声を張り上げたが
志摩は一蹴する。
愛蘭との事を邪魔されて
うっとおしそうに
「くそ、目ざといやつらだ」と呟く。
「わーかってるよ。お前ら二人は後でな。
まずは穂高からだ。
じゃなきゃ俺だって手を出せない」
騒ぐなよ、近江おうみ、美濃。
志摩は若干煩わしそうにしながら
二人をあしらって脱衣所に愛蘭を運んだ。