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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第7章 俺が死んだ日





「もしもし?」




電話は実家の家政婦をやっている恵美子さんから・・・。



『あ、和也さんッ!!!大変なんですッ・・・・』




・・・・・。



なんだか・・・切羽詰まった声だ。



俺は席を立ちエレベーターホールの方に向かった。



「恵美子さん・・・何かありましたか?」



恵美子さんは俺が小さなころからよく出入りをしている家政婦さん・・・。



未だにお袋が家を空ける時や・・・忙しい時に来てくれて家事を手伝ってくれる優しいお婆ちゃん的存在・・・。



『あのですねっ・・・山手の家が大変な事にッ!!!!!』




・・・・・・・。








俺は慌ててデスクに戻って鞄を持った。



仁は顔を上げて・・・。



「何かありました?」



・・・・・ッ



俺はコートを持って・・・。



「悪いッ!!!俺帰るわッ・・・・・」




ガタガタっと椅子を終いエレベーターホールへ・・・・。




仁が追いかけてくると・・・隣のオフィスに居た湊も顔を出してきた・・・。




「和也さんッ・・・何かあったんっすかッ?」




仁が追いかけて来て言う・・・・。




・・・・・・・。




エレベーターが到着し・・・。




ドアが開くと俺は中に乗り込み・・・・。




仁の方を見て・・・。




「・・・実家が・・・火事に・・・・。」






・・・・・・。






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