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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第8章 貴方は誰ですか?
美晴said
和也君・・・・。
和也君が悪いわけじゃない・・・。
幸助と・・和也君が・・・血が繋がっていない事は分かっていたこと。
でも・・・。
私にとって・・・。
もう・・・。
滝本家は・・・。
和也君は私の目をジッと見つめ・・・。
直ぐに床に手をついた・・・。
・・・・・ッ???
私は思わず・・・少し後づ去り・・・。
「美晴さんッ・・・・・・」
和也君は頭も床につけ・・・声を振り絞るようにして・・・・こう言ったの・・・。
「申し訳ありませんでしたッ・・・・・・・」
・・・・・ッ!?
止めて・・・・。
「兄貴が・・・君を傷付け・・・君に多大な迷惑を掛けていたなんて・・・・本当に・・・・龍にまで・・・・こんな事にッ・・・・」
「和也君やめて・・・止めてください・・・・。」
私は湊君から離れ・・・和也君の前に座り込み和也君の肩を掴んだ。
「いや、・・・この落とし前は全て俺がッ!!・・・許さないで良い・・・俺が・・・一生償いますッ・・・・。」
和也君ッ・・・。
和也君の肩をギュッと掴み・・・顔を上げさせると・・・和也君は目を瞑って・・・。
「申し訳・・・ありませんでした・・・・・。」
・・・・・・・・。