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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第9章 知らない女との生活
太一said
夜・・・。
誠と一緒に慎吾さんの店で飲んでいると・・・・。
「あれ?・・・あれって龍じゃない?」
誠がビールを飲み店の入り口を指さした。
は?
アイツ今日退院だったよな?
振り返ると、・・・店の入り口で女の子に声を掛けられて楽しそうに話す龍の姿。
確か・・・湊から電話があって・・・。
美晴ちゃんとの事だけ記憶が消えたって・・・・そう言ってたけど・・・。
マジ?
龍を見ていると・・・話しかけてきたギャルとカウンターに腰掛け・・・慎吾さんに引っ叩かれて・・・。
なんか文句を言ってる龍の姿。
「アイツマジでバカ・・・。」
俺は立ち上がって龍が座るカウンター席の方に歩いて行った。
すると、カウンター内に居る慎吾さんは俺に気付き・・・・。
ため息。
俺は後ろから龍の首に腕を回し・・・。
「お前何してんの?退院そうそうナンパ?」
俺が言うと横に居たギャルはケタケタ笑って席を外した。
龍は俺の方を見て来て・・・。
「うるせーな・・・あっちから声かけてきたんだぜ?」
・・・・・・。
「美晴ちゃんは?」
俺がその名を出すと・・・龍はため息をついて出されたビールを飲み・・・。
「さっき一回やって~・・・グッタリしてたから悪いかなって思って出てきた・・・。」
?????
やりっぱなしっ?!