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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第9章 知らない女との生活





慎吾said



アイツ・・・。



何考えてるんだ・・・。



龍はさっさと店を出て行ってしまった。



太一は出て行った龍を店の窓から眺め・・・・。




「はぁぁ~・・・美晴ちゃん大丈夫かな・・・。なんか可哀想だな・・・。」




・・・・・・。




「まぁ・・・運がいいのか悪いのか・・・美晴の母ちゃんも今湘南に居るんだろ?・・・頼れる人が傍に居てくれてよかった・・・・。」




せっかく龍がやっと真っ当になったと思ったのにな。




はぁ・・・。




太一はカウンターに手をついてアイコスを吸いながら・・・。




「あの・・・美晴ちゃんの元旦那の~・・・弟???って知ってます?」



あ~・・・。



実は・・・。



「あの弟の和也ってのは~・・・結婚式の二次会で会った(笑)スゲー格好いい奴だろ???なーーんか昔っから美晴に気がある感じはあったけどな・・・(笑)」



なんか血が繋がってないとか聞いてたし・・・。




もしやって思ってはいたけど・・・。




まさか湊の会社の先輩とは・・・・。




太一は煙を吐き・・・。



「和也さんもなんか・・・可哀想だったな~・・・。あんな風に土下座する人ってマジで初めて見た・・・。泣きながら・・・美晴ちゃんに頭つけて・・・何度もさ・・・。」




土下座・・・か・・・。




あの弟も今後大変だな・・・。








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