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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第9章 知らない女との生活
湊said
「湊ーーーッ!!!和也さんから電話ッ・・・・・」
は?
会員さんとの時間を過ごした後オフィスでコーヒーを入れて一服しようとしていたら・・・・。
健二が手を上げてそう言った。
和也さん・・・今日半休か。
なんだろう。
デスクの電話を取って・・・。
「はい・・・湊ですッ・・・。」
『あ~・・・ごめんな、今平気?』
・・・・・・。
「大丈夫ですよ?(笑)何かありました?」
あの日から・・・。
和也さんは大変そうだった・・・。
兄貴の尻拭いを全て一人で・・・。
警察に何度も呼ばれて・・・家宅捜索にも立ち会ったり・・・家の処理・・・。
親父さんの病院に行き・・・。
そして・・・。
今日は美晴ちゃんの所に頭を下げに・・・・。
龍に会いに行ったら・・・龍はよく分かっていない様子で・・・。
「俺は詳しい話は分からないから彼女に言って下さい(笑)!!」
なんか他人事な感じだったと・・・・。
そして・・・。
『今、美晴さんの所に行ってきたんだけど・・・・。』
美晴ちゃん・・・大丈夫かな・・・。
『随分・・・参ってた・・・。毎日泣いているような顔をしてた・・・・。』
・・・・・・・。