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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第9章 知らない女との生活
19時半を回った時・・・。
俊が残業を終え荷物を纏めて・・・・。
「んじゃ~俺先上がるッ!!!」
あ・・・。
「お前今日夕飯何か食いに行くの?」
俺が言うと・・・・。
俊は俺の顔をジッと見て・・・・。
「お前は帰ったら飯作ってくれる人いるだろ???(笑)」
・・・・・・・。
そう言って店を出ようとした・・・時・・・・。
「龍いるか~????」
ゲッッ・・・・。
思わずカウンターの中に頭を入れて隠れてしまう俺って・・・・(笑)
子供かッ!!!(笑)
「あ、・・・湊(笑)元気~????」
俊と湊は・・・俺が少し前に紹介した・・・・。
2人は気が合うらしくすぐに仲良く・・・。
そんな話はどうでもいいッ!!!ウッゼ―・・・なぁ・・・(笑)
こいつが来たって事は、どうせ説教だろ???
顔をカウンターから出すと・・・スーツ姿の湊が俺をジッと睨んで立っていた。
「何だお前・・・暇なのか??」
俺が立ち上って言うと・・・・。
「お前美晴ちゃんとしっかり向き合ってるの?」
あ―――――出た出た!!!説教ーーーーッ・・・・。
超面倒くさい。
俺は帽子を脱ぎ・・・。
「お前人の事ばっか言ってねーーで・・・自分も向き合ってない相手いんじゃん・・・」
俺が言うと湊はカウンター越しに俺の胸ぐらを掴んできて・・・。
「話しを擦り変えるな・・・!!美晴ちゃん泣きはらした顔してたぞ?毎日泣かしてんじゃねーの?」
・・・・・・・。