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第10章 俺じゃない

納金を終えた俊が美晴の後姿を眺め・・・。



「あーーあ・・・。やっぱ湊だ・・・。」



社員口から直ぐに見える・・・。



湊の車・・・。



湊は助手席の前に立っていて・・・。




俺を見て・・・。




彼女を助手席に乗せ扉を閉めた。




はぁ・・・。




俺・・・。




彼女を・・・。




手放してやった方が・・・。




良いのかな。




いつまでも俺のお世話係りみたいに傍に居させるのは・・・彼女の為にはならないのかな・・・・。