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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第10章 俺じゃない
湊said
美晴ちゃんを連れて行ったのは逗子の海沿いの店・・・。
冬でも窓が付いたテラス席で海を見ながら食事ができる店・・・。
別に口説くつもりはない・・・。
親友の・・・大事な彼女。
でも俺だって今はフリー。
こんなに可愛い人が泣いていたら・・・。
慰めてあげたくなるさ。
車を止めて美晴ちゃんを連れて店に入った・・・。
美晴ちゃんの顔は・・・さっきまで泣いていたからか更に目が充血・・・。
鏡を見ながら・・・。
「お化粧取れちゃった・・・酷い顔・・・」
そんなことを言いながら目を擦っていた・・・(笑)
「大丈夫、元が可愛いから化粧が取れても問題ない(笑)」
俺がそう言うと・・・美晴ちゃんは笑って・・・。
「もう30過ぎのおばさんよ・・・(笑)」
龍も最初・・こんな気持ちだったのかもな・・・。
30過ぎても可愛い・・・。
まぁ・・・そう見えない(笑)