この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第10章 俺じゃない
「龍がッ???」
美晴ちゃんと一緒に向かい合って飯を食いながら・・・・。
最近の龍の話を聞くと・・・。
マジでアイツバカ。
1週間に2.3回しか美晴ちゃんのご飯を食べず・・・。
休みの日も合わせたりはせず出掛けたりして・・・宿泊はしないが遅い時は2時3時・・・。
昨夜は2時過ぎに帰宅し・・・服には女用の香水の匂いがしたと・・・。
美晴ちゃんはもう不安な気持ちで押しつぶされそうで・・・限界だったようで飯を食いながら泣いていた・・・。
はぁぁぁ~・・・・。
アイツ・・・狂ったな。
「そっか~・・・でもアイツは・・・浮気とかはしてないと思う・・・。クラブとか行ったんじゃねーかな・・・。今度それとなく聞いとく・・・。」
俺が言うと・・・。
美晴ちゃんはフォークを置き・・・。
「私が・・・悪いの・・・。全部・・・。だから龍を責めないでね・・・。」
・・・・・。
「美晴ちゃんは悪くない(笑)・・・アイツがバカなだけ!さっきの顔見たろ?捨て犬みたいな顔しやがって(笑)」
本当に捨て犬みたいだった・・・。
あんな顔するなら最初っから・・・毎日ちゃんと家に帰ってろ!!!