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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第10章 俺じゃない
美晴ちゃんをマンションに送ったのは22時過ぎ・・・。
美晴ちゃんは不安げな顔でマンションの部屋を車から見て・・・。
電気が付いているのを確認すると・・・。
ため息。
「美晴ちゃんさ・・・今誰にも何も相談してないだろ???」
俺が言うと・・・美晴ちゃんは頷いて・・・。
「お母さん達も・・今は色々大変だし・・・。心配を掛けたくなくて・・・。」
・・・・・。
「だったら、・・・俺に言いな?・・・俺が一番アイツのこと分かってるし・・・何でも言えばいい・・・。」
何かしようとかは思ってない。
下心が100パーセントない・・・・って言ったらウソだけど(笑)
やっぱり心配だ。
「うん・・・いつもごめんなさい・・・。ありがとう・・・。」
大丈夫かな・・・。
「家に帰れる?」
俺が頬を撫でて言うと・・・。
「あ・・うん・・・(笑)・・・大丈夫・・・ありがとう・・・。」
・・・・・・。
ッておい、俺なに考えてんだよッ!!!(笑)
美晴ちゃんはシートベルトを外し・・・。
「じゃぁ・・・もう行くね・・・ありがとう・・・・(笑)」
そう言って・・・車を降りて行った・・・。