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第11章 情緒不安定な俺

「んじゃ、美晴ちゃんに聞いてみたらいいじゃん(笑)Ｈってどんくらいの頻度でしてた？？とかさ、どんなことしてた？？とか！！！(笑)」




俊はアホ面でそんなことを言ってくる(笑)




「んなこと聞けるかよッ！！！！(笑)」





分からないんだよ・・・。




彼女が・・・。




俺と体を重ねても・・・。




凄く嬉しそうじゃないから・・・。




気持ちよくないのかな？とか・・・。




嫌だったのかな？とか・・・。




セックスには結構自信があった俺・・・でも・・・今までしてきたセックスは・・・。




結構乱暴なもので・・・。




大事な人を喜ばせる方法なんてわからない・・・・。





「でもお前・・・今までは美晴ちゃんを喜ばせてたんだろ？？？(笑)」




瑛大が笑って言う・・・。




それは・・・。




昔の俺だ・・・。




今の俺は・・・一緒に暮らす女性を・・・。




何一つとして満足させてやれない・・・どうしようもない男だ・・・。