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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第12章 俺の焦り
「ぇえっ?!」
店内で・・・美晴さんが私に言った言葉・・・。
嘘ッ・・・。
私は耳を疑った・・・。
美晴さんは・・・少し苦しそうな顔をして下を向き・・・・。
また私を見て・・・。
「まだ悩んでいるんだけどね・・・(笑)」
そう言った・・・。
・・・・・・。
そんなに深刻だったんだ・・・。
確かに・・・ここに来た当初は・・・。
美晴さんと・・・婚約者の龍君は・・・すっごく仲良くって・・・。
休憩時には龍君が迎えに来たりして一緒にランチに行ったり・・・。
見ていて嫌な感じはなく・・・凄く羨ましい位・・・仲良しカップル・・・。
でも最近はシフトもばらばらで・・・一緒に帰る事もないし・・・逢いに来る事もないし・・・。
正直・・・佐藤ちゃんと一緒に・・・心配をしていた・・・。
龍君は記憶喪失だってそれは聞いていたけど・・・。
ちょっと美晴さんが可哀想・・・。
でもそれって外野がとやかく言う事じゃないし・・・・。
だから・・・口出しをするのは止めようって思ってた・・・。
でもなぁ・・・。