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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第14章 違う人と過ごす夜・・・。
美晴said
空港で・・・私を追ってきたのは・・・。
和也君・・・。
別に誰かに来てほしいと思っていた訳ではない・・・。
でもね・・・。
嬉しかった・・・。
和也君はシャツを腕まくりしてソファーに寄りかかって・・・・。
「明日さ~・・・羽田に14時くらいに着くけど・・・どっか行く?」
・・・・・・。
少し振り返ると・・・・。
和也君は目をそらして・・・。
アイコスを抜き灰皿に捨てた・・・。
「仕事するんじゃないの???」
私が言うと・・・。
和也君は少し笑って・・・・。
「皆にはそう言っただけ・・・(笑)美晴さんが気晴らしになるなら何処か行く???」
・・・・・・。
優しいのね・・・。
昔から・・・・。
昔から和也君は優しかった・・・。
銀座で働いてるときも・・・たまに店を訪ねて来て・・・。
何か差し入れを持ってきてくれたり・・・。
いつも優しかったね・・・・。
「和也君・・・優しいのね・・・(笑)」
私がそう言うと・・・和也君はチラッと私を見て・・・
優しく笑って・・・・。
「俺は優しいって・・・皆言うけどね・・・。(笑)」
・・・・・・。
「美晴さんには特別優しいんだよ・・・・(笑)」