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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第19章 出て行く女、思い出せない男
美晴said
・・・・・。
私の誕生日・・・。
あの日に・・・龍は・・・。
銀座に居たの。
あの子と・・・・・。
そして見てしまったの。
道で・・・彼女に手を差し伸べて・・・彼女が龍に抱きついて・・・。
キス・・・。
シャワーを壁にかけそのままボーっとしていた。
結局私はこの1年半・・・ピエロだったのかもしれない。
龍はあの子が好き・・・。
私との事は・・・・火遊び。
彼女のお腹の子も・・・もしかしたら・・・・。
そうなったから彼女は龍に逢いに来て・・・龍もやっぱり自分の子供が欲しい。
そう・・・。
思ったのかもしれない・・・・。
私じゃ・・・それは出来ない。
彼を大好きだけど・・・龍の望みをかなえてあげることは・・・。
私には出来ないけど・・・あの子には・・・出来る。