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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第20章 他人になった俺等
美晴said
私は最近・・・ダメだ・・・。
ある人の車の中で買ってきたサンドウィッチを齧る・・・。
はぁ・・・。
自然と出るため息。
「(笑)(笑)・・・最近美晴さんの笑顔が見れないね・・・・」
・・・・・・。
運転席で座席を少し倒し・・・笑うのは・・・
和也君。
私はモールの駐車場から見える海をジッと見つめ・・・・。
「笑ってるよ・・・(笑)」
そう言ってまたサンドウィッチを食べた・・・。
最近・・・こうして和也君とお昼時間を過ごす事が増えた気がした。
和也君は・・・年明けに一回私を抱きしめてくれた後・・・何も・・・。
何もしてこない・・・。
別に何かを期待しているわけではない・・・。
今の私に・・・何か・・・。
魅力はあるのだろうか・・・。
女として・・・魅力はあるのかな・・・・。