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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第2章 2人の悲劇の始まり
俺と鈴江は警察署を出て駐車場に止めておいた自家用車に乗り込んだ。
「お父ちゃん・・・いいの??言わなくて・・・・」
鈴江は俺の顔を覗き込み言った・・・。
はぁ・・・。
言った方が良いとは思ったが・・・。
まだ半信半疑。
「明日・・・美晴と龍が来た時にちょっと話をしてみよう・・・・。それからでも遅くはない・・・。」
鈴江もちょっと感づいていた・・・。
最近近所を徘徊する・・・。
不審者が・・・もしかしたら・・・。
と・・・・。
俺と鈴江はそのまま陸斗が入院している病院へ向かった・・・・。
陸斗は・・・大丈夫だろうか・・・。
まだ7歳の陸斗にとっては・・・衝撃的で・・・とても怖かったんだろう・・・。
鈴江は少し不安気な顔をして・・・。
「ねぇ、・・・リー君だけでも・・・こっちに居させちゃダメかしら???」
でもなぁ・・・。
不審者はまだ捕まっていないし・・・また何かあったら・・・・。
「いや、・・もし何かあったら心配だしな・・・。お前も少しの間美晴の所に行ったらどうだ???(笑)こっちは俺だけでも大丈夫だ・・・。」