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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第2章 2人の悲劇の始まり
病院に着くと・・・。
陸斗の部屋にはお袋と・・海斗と空斗が椅子に座って大人しく陸斗を見つめていた。
陸斗は相変わらず・・・起きてはいるが何も喋ってはいないようだ・・・。
「あ、・・・晴夫・・・(笑)・・・リー君朝ご飯は食べたのよ~・・・」
お袋が立ち上って陸斗の頭を撫でて言う・・・。
陸斗は俺の方をチラッと見ると・・・少し泣きそうな顔をして布団をかぶってしまった。
「そうか~・・・(笑)陸斗~・・・飯美味かったか???」
俺が近づき頭を撫でると・・・。
布団の中で泣いているのか・・・。
少し震えているのが分かった。
・・・・・・。
「お袋・・・(笑)少し陸斗と2人にさせてくれないか??男同士の話をしたい・・・。」
俺がそう言うとお袋と鈴江は顔を見合わせて・・・。
頷いた・・・。
「ほらぁ、・・・お兄ちゃん少し休むから~・・・お庭で遊んでこようか???(笑)」
鈴江が海斗と空斗の手を繋ぎそう言うと・・・。
2人はニカッと笑って・・・。
「にーちゃん・・・早く一緒に遊ぼうね・・・・。」
二番目の海斗がそう言って空斗もまだ意味も分かっていない筈なのに・・・(笑)
ウンウンと頷いて笑った・・・(笑)