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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第32章 篠田家の今後・・・。
俺は直ぐに腰を上げ・・陸が向かった自分の部屋の方を見つめた・・・・。
すると・・・今年の春から小学校に上がった海が・・・。
「にーちゃん・・・ほっぺつねられたんだ~・・・武志君とー・・・充君に~・・・僕が泣いたからにーちゃん二人に言い返したらほっぺつねられたのー・・・。」
・・・・・・・。
真赤な陸のほっぺ・・・。
可哀想に・・・。
「俺話してきますよ(笑)」
俺が立ち上がると・・・。
美晴が俺の腕を掴んで・・・・。
「リー君の事・・・分かるの???」
・・・・・(笑)
「なんかね、少し思い出した・・・(笑)きっとパパママには心配かけたくなくて言わないでしょ??俺が話してきます・・・・。」
そう言うと義兄さんと鈴江さんは顔を見合わせ・・・。
「悪いな・・・・」
義兄さんがそう言った・・・。
俺は陸が向かった方向に歩いて行き・・・居間を出た前の廊下の奥の部屋に目を向けた・・・・。
そこから・・・グスグス・・・鼻水をすする音・・・・(笑)
陸・・・・。
ゆっくり歩きそのドアの前に立つと・・・コンコン・・・っとノック・・・・。
「陸~???・・・入ってもいい???」
俺が言うと・・・中から・・・。
ゆっくりドアが開き・・・・。
濡れた目を擦る陸が顔を出した・・・・(笑)