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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第32章 篠田家の今後・・・。
陸は涙を拭き終えると・・・。
俺の顔をジッと見つめ・・・。
「龍兄ちゃん・・・僕・・・この街好きだけど・・・・江の島行きたい・・・・」
・・・・・・。
俺は陸の頬を撫で・・・。
「痛かったか???」
真赤になった・・・陸のほっぺ・・・。
可哀想に・・・。
陸は俺の方をまた見て・・・。
「僕・・・江の島に住みたいよ・・・あそこ大好きだよ・・・海が目の前だし・・・陽人君も居るし・・・」
陽人君か・・・(笑)
「ん~・・・陸、こっちおいで~・・・」
陸を抱っこし自分の太ももに座らせると・・・陸はまた目を擦って・・・。
「今日龍兄ちゃんとみーちゃんと一緒に行って良い???」
・・・・・・。
「そーーだなぁ~・・・(笑)それはパパとママに聞いてみないとな~・・・・。」
連れて行ってやりたいけど~・・・。
陸はそれを聞くとまた下を向いて・・・。
「もう小学校行きたくない・・・・皆僕を無視するんだ・・・・。」
・・・・・・。
陸・・・。
「僕の家が火事になって家がなくなったッて・・・皆そう言って僕とは話さない・・・。僕は嫌われてるんだ・・・。」
俺は陸をギュッと抱きしめ・・・。
「パパとママと話そう・・・(笑)・・・お前が辛い思いをするのは俺も嫌だから・・・・」