この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第35章 可能性
子宮・・・。
頸癌???
美晴の口から言われたのは・・・。
もしかしたら子宮頸癌になる可能性がある・・・と・・・。
俺と美晴はソファーに腰掛け・・・俺は美晴の方を見て手を握った。
「なる可能性ッて・・・今は違うの???」
正直・・・俺も女の人の体についてそこら辺は・・・無知に等しい。
美晴は悲しそうな顔で・・・。
「先生が言うには・・・結果を見ないと分からないけど・・・。この健康診断の結果を見る限りだと今は違うと思うけど今後なる可能性があると・・・・。」
・・・・・・。
「それは予防は出来ないの???」
美晴は俺の手をギュッと握り返し・・・・。
「なんか・・・(笑)ごめんなさい・・。せっかくこれからだっていうのに・・・・。」
・・・・・・。
違うよ・・・美晴・・・謝る事じゃない・・・。
「何で美晴謝ってるの???美晴は何もしてないじゃん???」
そう言うと美晴は我慢していたのか・・・涙をポロッと零し・・・。
「子供もできないかもしれない・・・癌になるかもしれない・・・(笑)・・・こんなの前から分かってたら・・・・。」