この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第35章 可能性
美晴side
分かっていたら・・・。
龍とは・・・。
いや、・・・誰とも・・・・。
結婚なんて・・・・。
一回零れた涙は・・・また溢れてきた・・・。
私はやっぱり・・・ポンコツだ。
「分かってたら???分かってたら何???」
・・・・・。
サラッと・・・私の頭の上から降ってきたそんな言葉・・・・。
顔を上げると・・・龍はニッコリ笑って私の涙を親指で拭いてくれた・・・。
そして私の頭を撫で・・・。
「分かってたら・・・俺が結婚しなかったとか思ってんの???(笑)」
・・・・・・//////////
「龍・・・????///////」
龍は私の腕を引き寄せ・・・。
ギュッと私を抱きしめると・・・・。
「俺が美晴に家事ばかりさせてるからかな???」
・・・・・・・。
何言ってるの???
私が一回離れて龍の顔を見ようとすると・・龍はまたギュッと抱きしめ・・・・。
「俺~・・・そういうのって夫婦で一緒に向き合うモノだって思うから・・・・。」
・・・・・・///////
「夫婦だから・・・じゃなくて・・・。」
・・・・・龍???///////
「だから、・・・夫婦なんだよ(笑)・・・一緒に考えて向き合うのは・・・友達ではなく・・・俺だから美晴と一緒にその事について向き合うんだよ(笑)」
・・・・・。
「一人で向き合おうとしないで、・・・俺と一緒にその事を考えようよ(笑)」