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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第3章 不審者・・・それは。
・・・・・。
美晴は・・・。
リー君の言葉に・・・。
また固まった。
陸は・・・。
美晴に話をし終えると顔を上げて俺を見たんだ。
陸・・・。
可哀想に・・・。
俺もしゃがみ込み陸を抱きしめた。
「陸~・・・・お前偉いな~・・・・凄い格好いいな・・・。」
そう言って抱きしめると・・・美晴は硬直したまま・・・。
ガクガクとこっちを見て・・・。
後ろから陸を抱きしめた。
「リー君・・・・ごめんね・・・。リー君・・・」
陸は俺等に挟まれながら少し苦しそうに・・・。
「僕ね・・・皆大好きなんだよ・・・。だから・・・言っちゃダメだって思ったけど・・・。」
・・・・・・ッ
「ミーちゃんが・・・泣くの・・・。もう嫌なんだ・・・。」
陸は知ってた。
美晴が前に・・・。
滝本と一緒にこの民宿を訪ねた日・・・。
皆から見えないところで・・・。
美晴が殴られていることを・・・
知っていたんだ。