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HANAMIZUKI~貴女を永遠に想います
第42章 サプライズな出来事
美晴side
ケーキを受け取って私はまた龍のお店の方に向かって歩いていた。
帰りに龍の店また覗いてみよう・・・。
佐藤ちゃん達にもお菓子買っちゃった(笑)帰りにまだ居たら渡そうかなー・・・・。
ウキウキしながらケーキの箱を眺めて歩いていると・・・。
私の手元が暗くなるのが分かる。
え・・・???
脚を止め・・・顔を上げると・・・・。
大きな影が私の前に立ちはだかる。
一瞬にして体が凍り付く・・・。
「MaryChristmas・・・・。」
・・・・・・。
それは・・・サンタでも・・・なんでもない。
サプライズでも何でもない。
「み・は・る・・・・(笑)」
気味が悪いほどの・・・満面の笑み・・・。
「・・・あ・・・・・」
言葉が出なくて・・・足が震えて・・・そのままガタガタ震えながら一歩下がると・・・。
「随分・・・楽しそうだな?・・・・」
そう言って長い手が伸びて来て・・・・。
私の頭に触れそうになると、私はしゃがみ込みケーキを庇った・・・。
その瞬間髪をガシッと鷲掴みされグイッと引っ張られ・・・・。
「素敵なクリスマスになりそうだな?」
・・・・・・・。
こう・・・。
幸助・・・・。