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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第3章 仕込む
 野上が見ていると、奈々はワンピースの裾を両手で握り、膝を立ててシートに足を乗せた。パンティは見えなかった。
 彼女のふくらはぎに、タオルが触れた。野上が拭いていると、「んっ」と声がして、彼女は太ももを擦り合わせている。感度はいいらしく、裾を握る指に力が入ったようだ。色鮮やかな花柄が、色気のある尻を張り詰めていた。

 若い頃の野上なら、すぐにキスをしてパンティを脱がせたはずだ。しかし今の彼はそれでは面白くないらしい。
「奈々ちゃん、そのまま聞いて? あとは脚の内側とか、太ももの内側なんだよ。ゆっくり太ももを開いて? 拭いてあげるよ」
 ぎゅっと裾を握ったことから、奈々は興奮しているようだ。野上を流し目で見たあと、手でスカートを引っ張り、太ももを隠すように押さえた。つんとした鼻筋が魅力的である。
「……でも、でも私、恥ずかしいです」
「大丈夫、タオルで拭くだけだからさ。それに、パンティをのぞき込んだりしないから。絶対に大丈夫」
「じゃあ、パンティを見ないって約束してくれる?」
「約束する。絶対にのぞき込んだりしない」
 観念したらしく、奈々はワンピースの裾を握ったまま、ゆっくりと太ももを開きはじめた。
 薄暗くても、目は慣れている野上である。開くにつれて、透けて見えるほどの薄いブルーのパンティだった。性器の辺りは、濡れているようだ。
「ほんと綺麗な脚だなあ。大丈夫、この雨だと外から中は見えないから。ほら、もっともっと開いて」
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