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湯上がり慕情 浴衣娘と中年ピンチ君
第3章 仕込む
 野上は、動く尻を見て囁きかけた。
「ほら、もっと太ももを開いて、太ももを」
 奈々は錯乱しているに違いない。野上の言いなりだった。彼女はさらに股を広げた。それでも尻は動いている。
 野上は花びらを左右にぬるぬる揺らした。指でつまんでみると、耳たぶくらいの厚みで弾力があった。二センチくらいの高さで立ち上がっている。
 花びらから彼の中指が離れるときには濡れが糸を引き、「ん、あっあっ」とおねだりするように、奈々の尻が浮いた。
 中指が性器の穴に触れたときには、「ン、ハアァァ……」と甘い息が上がり、早く指を入れてと言わんばかりに、色白の太ももがさらに開いた。
 奈々の性器は、野上の予想を上回っていた。指の腹を花びらに押し当てるだけで、断続的に締まる。指を離して再び押し当てると、息をしているかのように断続的に動き、指の腹を締めるのである。
(奈々の性器は俺が睨んだとおり、極上らしい)
 野上が締まり具合を確かめ終えたときだった。スモーク越しに紫色のライトが見え、近くに車が停まった。
 奈々は気づいていないらしい。相変わらず気持ちよさそうに声を上げている。クリトリスを弾くとどうなるかな、と野上は思った。しかし彼女は過敏すぎる。近くに人の気配がある限り、彼がそれを実行することはなかった。

 野上は、最初は車の中で挿入する考えだった。しかし、奈々の声は可愛いすぎる。それに、車が揺れて傘をさした人だかりが出来ても困る。今夜はしゃぶらせるだけにしておこう、そう思う野上だった。
「奈々、俺からリクエストがあるんだけど」
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