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第5章 五章

「ぷっ！！」


エドワードは、真琴の言葉にベットをバシバシ叩いて笑い出した。


「あははははっ！！！運命だって！！！実に面白いことを言うね？君は！！」


「でも、運命は変えられるんです！！だってあたしはこうやって自分の気持ちにちゃんと気がついたし、エドさんは暴力を振るわずに、あたしに優しく接してくれてる。それって凄いことだと思う！！」


「オレは根本的に女の子には、暴力は振るえないんだよ。」


「じゃあ、男の人にも・・・潤さんにも優しくしてあげて。暴力やエゴイストはよくないと思う。」


「・・・わかったよ。ごめん。」


「謝るなら潤さんに言ってあげて。」


「うん、分かったよ。」


「本当に分かったの？」


ギロっと睨みつけると、エドワードは苦笑いをした。


「ああ。オレ、これから先も、君以外の人間の命令はきかないよ。たぶん。」


「…えっ？」


「惚れた者の弱味かな？」


「うそ…そんなに、あたしの事が好きなの？」


上目使いで覗き込むと、彼は、顔が真っ赤になった。


「オレにとって君が運命の相手だ。それは、どうやったって変えられないよ。」




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