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愛DoLL☆美しき野獣
第5章 五章


彼は、真琴を抱き寄せた。


「20歳になるまで君の処女は奪わない、そう潤と約束した。それを違えるつもりはない。」


「あたしを抱かないの?」


「いや。」


「いま、処女は奪わないって、言った。」


エドワードは、耳元で小さく囁く。


「受け入れる場所は、ひとつじゃないだろ。」


「「なっ!?」」


ぎゅうっと力を篭められて少し身体が痛む。


「それしか方法がないからね。」


その答えに、真琴はまた、ゴクリと、つばを飲み込む。


「真琴は、一度はオレを受け入れてるから、平気だよ。」


真琴は、震える身体を必死で抑えた。


「…どう…いうこと?」


「ああ、付き合ってるときに、寝ている君を抱いた。」


「…そ…んな…。」


非道な彼の行動に、真琴の体が崩れ落ちる。

そんな彼女を、しっかりと抱き締めて離さない。

抱き上げて、ベットに押し倒す。


「…やっ。やだ。」


「真琴に、暴力を振るいたくないんだ。おとなしくして?」


そう囁くと、彼は、舌を入れ、キスをしてくる。


「…んっ…んん…!!」


(潤さんの言った¨耐えろ!!¨ってこのことだったのかもしれない。あたしはあなたを信じて待ってる・・・。だから20歳になるまでに絶対に迎えに来て・・。)


真琴の頬に、一筋の涙が伝った。



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