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愛DoLL☆美しき野獣
第7章 七章
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長いキスのあと、彼は、言った。
「もう、真琴は、"Doll " じゃなくなったんだよ。」と。
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「…あっ、あん、あっ、やっ。」
後ろからつかれて、シーツにしがみつく。
あれから、何時間、こうしているんだろうか?
もう、意識が遠のいていきそうだ。
「まだだよ、まだ、いったら、だめ。」
そんなことを言われても、体がついていけない。
「もっと、オレを感じて?よがって?」
「…ひゃ、ああん、ああ。」
高みに上らせない、緩い曲線が続き、どうしようもなく、もどかしい。
彼は、昨夜とは全く違うほど、優しい愛撫をあたしにくれた。
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「今夜は、真琴がオレの家族になった記念だから。」
そう、言って、たくさんのキスをくれる。
「兄弟って言っても、血は繋がってないから、禁忌を犯したとか、真琴は、思わなくていいから。」
唇から首筋へおりていく、キス。
触れるか触れないかの距離で、ついばむように、そのキスは、繰り返された。
「死ぬほど優しく、抱いてあげる。」
……ああ、あたしは、この人に、とても、愛されているんだ…。
…そう、錯覚しそうになった…。
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