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愛DoLL☆美しき野獣
第10章 十章


それから、潤は毎日のようにジャックスホード家を訪れた。

しかも殆どが泊りがけで。

エドワードがいる手前、潤と真琴は、そこまで恋人らしい振る舞いは見せなかったが、夜は、3人で手を繋いで寝ることが多かった。


「賢明な選択だよ潤、そんな得体の知れない¨DOLL¨なんかと、一秒でも長く一緒にいない方が良い。」


真琴は幸せそうに、ベットでスヤスヤ眠っている。

右手はエドワード、左手は潤が真琴の手を握っていた。


「ああ、だが、一週間に一度は帰らねぇーと、いつ響の精神が狂いだすかわかんねぇーからな。」


「そんなの、うちが雇うSPにでも頼めば良いんだ。」


「そうはいかねぇーよ、親父にバレると何かとまずいだろ。」


「へぇ?めんどくさいね。あー!なんか本格的に、木下電工を潰したくなってきたな~。」


「おい、真琴に怒られるぞ?もしくは泣かれるな。」


「・・・・それは困る。」


エドワードは本当に困った顔をした。

それを見て潤は、噴出してしまう。


「お前、真琴に出会って、本当に変ったよな?昔のお前だったら、もっと自己中に物事を進めてたぜ?」


「ああ、昔の自分のことはもう忘れたよ。今は、彼女がいてくれるだけで、幸せなんだよ。」


「俺もだ。」


潤がそう言うと、エドワードは真ん中でスヤスヤ眠る真琴の額にキスを落とした。


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