この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第12章 十二章
あれから、雨は止み、真琴がホテルを後にしたときには夜10時を回っていた。
ジャックスホード邸まで歩いて帰った。
幸い、エドワードはまだ帰っていなかった。
泣きはらした目を、見られたくなくて、お風呂に入ってすぐに寝室に入り、布団を被った。
そのとたん、どっと疲れが出た。
ホテルで、悲しみはもう振り返らないと決めたから、涙はもう出なかった。
今はただ、深く深く眠りに落ちていくだけ…。
どうか…潤さんが幸せになりますように…。
祈るように眠りについた。
.