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愛DoLL☆美しき野獣
第12章 十二章



「とりあえず、今日明日明後日は、この屋敷でふたりで過ごそう??」


「・・・うん。」


真琴が素直にコクンと頷くと、彼はまた優しく髪を撫で始めた。


「ああ・・・それに。」


そう呟くと、彼の顔色がいきなり急変した。
さっきまでの穏やかな表情がすーーっと消える。


「えっ?」


真琴は一瞬で不安に襲われる。
エドワードは、薄く笑う。
これは彼のヤバイ時の顔だった。



「君に、潤のことで聞きたいことが、いっぱいあったしね?」



「潤さんのこと?」



「そうだよ?オレ、うそつきは大嫌いなんだよ。」



優しく撫でられていた手で、ガッと髪を引っ張られる。
それとと同時に、ドスっと鈍い音が響いた。


「うっ!?」


真琴のわき腹に、衝撃が走った。

彼女の視界は、徐々にぼやけていく。


・・・・今、アタシ、何をされたの・・・・?


それは一瞬の出来事すぎて。


初めて振るわれた彼の暴力に、何の抵抗も出来ずに、真琴はプッツリ意識を失った。


エドワードは、腕の中に倒れた真琴を冷たく見下ろすと、悪魔のような言葉を彼女の耳元に囁いた。


まるで更生したかのように見えた彼の本性が、ついに現れたのだ。


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