この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第13章 十三章
エドワードに担ぎ上げられながら、潤は、真琴のいる主寝室のドアの前に連れて来られた。
「とりあえず、服を元に戻さなきゃね。そんな姿で会ったら、真琴がびっくりしちゃうよね?」
血と体液だらけの乱れた潤の服を、整えていく。
ガチャリ。
ドアが開くと、エドは乱暴に、潤を床に投げつけた。
ドカッ!という音が辺りに響き、潤の背中に激痛が走る。
「・・・・っ!!てっぇ!!」
エドは、後ろから髪を鷲掴みして、グイっと潤の首を上げさせる。
「・・・くっ・・!!」
「ほら、潤、真琴がお目覚めだよ?」
その声は、ひどく冷たく、艶のある声だった。
その声にゾクリとして、潤はベットを見ると・・・。
そこには。
布団を頭からすっぽり被って、誰かがうずくまってる姿が見えた。
小さくガタガタと、震えているのがわかる。
潤は、きっと彼女が恐怖で震えてるに違いないと思った。
が、次の瞬間。
身も凍るような真実を、エドワードの口から聞かされることになる・・・。
.