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愛DoLL☆美しき野獣
第13章 十三章
「潤、オレは真琴が君のことを思い出しても、全然怖くないよ。その時は、力ずくでも、心も奪って見せるから。」
「真琴の事は、あの時みたいに、あっさりと捨てねぇーのかよ?」
「あの時・・?君の言ってる意味が分からないな。とにかく、もう帰って!!!用は済んだんだろ!!」
潤は、ゆらりと起き上がり、エドワードに抱きかかえられてる真琴を見る。
いつの間にか彼女の身体の震えは止まり、困った顔で潤を見てる。
その視線に、潤は耐えられなかった。
「本当にお前はそれでいいのか?」
「・・・・・。」
真琴は何も答えず、逃げるように、エドワードの胸の中に蹲った。
「君を忘れたままの方が、真琴は幸せなんだよ??」
「ちくしょうっ!!!!!」
ドカッと、思い切り壁を殴りつけた。
やり場のない怒りをそこに思い切りぶつけた。
潤は、主寝室を後にした。
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