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愛DoLL☆美しき野獣
第15章 十五章


ジャックスホード邸に着いてから、すぐに医師に来てもらい、真琴を診せた。

記憶障害に新たな病名が加わった。
急性ストレス障害。

やはり千秋と対面させたのが、いけなかったのかもしれない。

真琴を先にベットに休ませて、エドワードは軽く仕事を済ませて、シャワーを浴びてから、寝室に入った。


「・・・エドワードさん。」


「まだ起きてたの?もう、12時過ぎてるよ?寝てなきゃだめだろ?」


「・・眠れないの。」


モソモソっと、真琴は起き上がった。


「処方された薬飲む?」


「それ睡眠薬だよね?」


「うん。」


「いい。飲みたくない。」


「えっ?オレは確かに好きなように生きろと言ったけど、これ以上君がボロボロになるのは、見たくない。」


「うん。」


「言うことを聞いて。」


「ち・・違うの。」


「えっ?」


見れば、真琴の顔は、真っ赤だった。


「身体・・・熱いの。」


「熱ある?医師はそんなこと一言も言ってなかったけど?」


「・・あっ。」


エドワードは真琴のおでこに手を当ててみたが、熱があるようには思えなかった。


「・・・真琴?」


おでこに当ててた手を、頬へ這い、唇をなぞると、大きく真琴の身体が揺れた。


「が、我慢できないの。」


そう言うと、真琴はエドワードの首に腕を回し、抱きついた。

彼女の身体は、熱く、小さく震えていた。


「あたし・・もう、あなたから離れられない。ずっと一緒にいて・・。」


そんな彼女に、エドワードは、くすりと笑う。


「君のおねだり・・・久しぶりに聞いた。前はもっと具体的な内容だったけど。」


彼が手を真琴の髪に埋め、もう片方の手で、腰を引き寄せる。

途端に悪めいた瞳が漂う。

彼は根っからのサディストだ。

分かりきったことをあえて聞く。


「ねぇ?そんなにオレとのSEXは、良かった?」


真琴は、耳元で囁かれると、ビクンと、身体を反らせてしまった。


「・・ぅ・んっ。」


熱い・・。

身体が・・・彼を欲して止まない。


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