この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛DoLL☆美しき野獣
第15章 十五章
「分かった。オレの時間が許す限り、抱いてあげるから。」
真琴の心臓は、ドクドクいっていた。
彼の吐息が耳にかかると、どうしようもなく、ときめいてしまう。
「明日・・仕事なの?」
「うん、明日から普通に行くよ。」
「・・そう。」
なんだか寂しい気持ちになる。
でも、真琴は、彼がどんな仕事をしているのか、分からなかった。
「エドワードさんは、何のお仕事してるの?」
「ああ、そっか、記憶ないんだったね?」
「うん。」
「ジャックスホード財閥日本支社の社長をしているんだよ?」
「えっ・・すごい。」
世界の金融機関を手がけているあの、ジャックスホード!!
真琴はびっくりして、身体を引いてしまった。
「「お仕事、お忙しいんじゃないんですか??」」
「えっ?まぁ・・それなりに。ぶっ!くくくっ!!!」
エドワードがいきなり噴出した。
わけが分からず、真琴は首を傾げる。
「・・何?あたし変なこと言った?」
「くくくっ!!いや、真琴の今の顔、すごく面白かったから。」
「・・・ひどい。」
「ごめん、ごめん。」
エドワードは詫びるように、真琴の頬や瞼にキスをした。
キスされたところが途端に熱くなった。
ドキン、ドキン、ドキン。
心臓の鼓動が、聞こえちゃうよ・・・。
.