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愛DoLL☆美しき野獣
第2章 二章
潤は急に不安になり、主寝室から飛び出して真琴の部屋に移動した。
彼女は可愛い女の子らしいピンク色のベットの中で寝息を立ててスヤスヤ眠っていた。
潤は恐る恐る手を伸ばし、真琴の前髪に触れた。
静と同じサラサラの黒髪だった。
「・・ん・・。」
小さく寝返りを打った。
顔立ちは、まるで違う。
大きな黒い瞳に、小さい口。
鼻は静と違ってペッチャンコだ。
裸を見た限り、ガリガリで胸もなかったな。
外見の容姿はまるで男の子みたいな真琴。
性格は、エドワードが喜びそうなドM体質だ。
これで本当に男だったら、どうなってただろうか?
エドのすることを見て見ぬふりをして、どうもしないか・・・いや・・。
(多分・・俺はこいつを・・・庇っただろうな。
たく、めんどくせ・・。
だが仕方ない・・・。)
「契約している一年間は、お前の服装や過ごし方は、俺が決める。決してエドがお前に惚れないように・・・ずっと監視しててやる。」
潤は、真琴の前髪を掻き分けながら、寝ている彼女にそう言い放った。
それが、今できる精一杯の、彼なりの愛情表現だった。